BELL Sound Model 2122
Pre Main Amp
推定1940年代後半製造
完全リメイク
リメイク後の写真
つまみとパイロットランプホルダーはオリジナルを洗浄し再利用
電源トランスは再塗装
電源スイッチはオリジナルと同じ型番の新品デッドストック品
現状品を入手時の写真
電源は入りましたが音が小さくて歪んでいる
シャーシーと電源トランスを残しほぼすべての部品を撤去
コンデンサーのマウントも欠けていたので撤去
真空管ソケットを残しすべての部品を取り外し
シャーシーを洗浄
新しくターミナルを配置し再配線
オリジナルの出力トランスが半断線していたのが原因で
音が小さく歪んでいた
代わりの国産の出力トランスを調達
「秋葉原ラジオデパートゼネラル通商製」
取り付け寸法がオリジナルとピッタリ
オリジナルのシャーシーに追加の取り付け穴を開けずに済んだ(^^♪
パワーステージとトーンコントロール回路を再配線
配線終了
手に入れた時のオリジナルの配線
さすが廉価版・・
メーカーが配線したとは思えない(笑)
ドライバー段とパワー段の間が空きすぎ・・
部品配置もあまりよろしくない
アーレンブラッドレイのカーボン抵抗はほとんどが規格外にずれている
パワーステージのバイアス部分など
精度を要する所は仕方なく国産の抵抗を使用しました!
配線の色配分はストック品を利用したので適当(笑)
赤はアースライン・黄色は高圧ライン・黒/緑はヒーター・白は信号ライン・青は出力管共通カソードライン
最終的にイコライザーアンプ部(左の下の部分)を再調整し完成
オリジナルの回路だと高域が立ちすぎる・・多分RIAAカーブじゃない
入力抵抗と内部の帰還抵抗を調整して聴感上合わせました
正確に測定していないのでなんちゃってRIAAカーブ(笑)
整流管とパワー管を新品に交換
RADIO入力とXTAL入力はそれぞれLEFT/RIGHTのLINE入力として内部でMONOに抵抗合成
MAG1/MAG2もそれぞれLEFT/RIGHTとし各々イコライザーアンプを通し内部でMONOに合成
STEREOもMONOカートリッジも入力インピーダンスを変えることなく使えるようになっています
廉価版なので入力セレクタースイッチなどはありません
すべて内部合成なのでPHONOの音声とLINEの音声はどちらかを外さないと一緒にMIXされて聞こえます(爆)
スピーカー出力は4Ω~16Ωまで接続可能です
無時電源投入(^^♪
予想に反しハムノイズ他残留ノイズがとても低かったのが驚きです!!
オール交流点火
珍しくノイズに関しては作りっぱなしの無調整です!!
国産の出力トランスを使っているので
線の細い音が出てくるかと思っていましたが
パワフルで骨格のある図太い音が出てきたので予想外です(^^♪
電源投入後3日(1日6時間以上)正常に稼働中
イコライザー部:6SC7 GE :USA
トーンコントロールおよびプリ部:6SC7 GE :USA
フェイスインバーター部:6SL7 SYLVANIA :USA
パワー管:6V6EH ELECTRO HARMONIX :RUSSIA
整流管:5Y3GT NEC :JAPAN
出力管(右の2本)が新しく真空度が高いので青い光の「蛍光」が出ています
モノーラル再生は当分の間このアンプに担ってもらいます(^^♪
BAUERとの相性もなかなかです(^^♪
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