2019年9月17日火曜日

ドイツ製 ベークダンパー スピーカーユニット

最近暑かったり涼しかったり体調不良気味です

安いベークダンパーのスピーカーを手に入れたので
エージングを兼ねて試聴しました
8.5インチ位でしょうか!20センチ口径より少し大きい
モノーラルレコードにて
最近手に入れたバリレラ、ご機嫌で使っています
バリレラにはGEのイコライザーと
Vintage Join 製 Premium Mini Amp

最近はALTEC 344Aはメインのスピーカに繋いで鳴らしています

GEのイコライザー
真ん中のグレーの入力抵抗可変ボリュームが大活躍です
微妙に可変することでいつも聴き易いポジションで音を聴くことが出来ます(^^♪
とても大きなベークダンパーです
3点支持のオーソドックスな作り
安いからしょうがないんですが、作りが雑(笑)
フレームのプレスが甘かったのかエッジの部分にしわがよってる
マグネットは比較的大きい
NT3クラス位あるかな!たぶんアルニコマグネットです
コーン紙は意外と深くカーブしています
全体的に作りが雑というか不器用な人が作った感じ
コーン紙の接着も一部しわが寄ってるし(笑)

見てくれは悪いけど、低周波テストもオーケー!コイルの当たりも無い
メーカ不詳ですが結構良品みたい

ドイツ「EMUD」のラジオから取り外したものらしい(^^♪

繋いだ当初はダンパーの動きが悪く早い低音が入るとバタバタした感じがありました
エッジの動きも悪く、かまぼこ特性状態(笑)

3連休だったので3日間連続して鳴らし込みました

鳴らし込みのおかげか、ずいぶんと周波数レンジが広がったみたいで
低域のバタつきもほとんど無くなりました(^^♪

金管楽器や木管楽器が重複すると煩くなって分解が若干悪くなりますが
ラジオスピーカーですし、時代を考えると仕方が無いですね

このスピーカーと同時代のソースだと、ほとんど問題ないです(^^♪

コイル部分はとてもギャップの狭く
コーン紙も薄く硬いので、反応が速く、この速いスピード感が気持ちよいです(^^♪

ヘレンメリルのボーカルなんか
息がハーハー 唾がピチャピチャ、確り聞こえます(笑)

中域の太さと張り出しが特出して伝わってきます
こういう古いものを聴くと
音楽ソースのほとんどが中域に集中していることを感じさせます

1940年代~1960年代初頭位の音楽ソースは特にドンピシャです(^^♪

これも箱に入れたいです(爆)

2019年9月11日水曜日

ドイツ RADIO SPEAKER 旧西ドイツ時代 HECO 社 その2

ドイツのラジオスピーカーを少し集めています(^^♪

HECO 型番不明
とても薄いボックスに入ったスピーカーです。
サランネットは綺麗で、とても豪華なデザインです。

糸の繋ぎ目などもあり、もしかして手織りの可能性もあります。

金色の帯の真ん中に赤いHECOのマークがあります。
何かの注意書きのようですが、ドイツ語で何か書いてあるのですがさっぱり解りません(笑)
幅は40センチ、高さは20センチありますが、
奥行きは5センチ位しかありません。

奥行きが無いので、ユニットのマグネットが裏板にあたっています。

壁掛けが前提で、自立させると不安定です。

箱の材質は木製の突き板仕上げになっていて、キズも無く綺麗です。

5インチ位のユニットが入っています。(DEW)

このスピーカーは結構独特な音が出ます。

箱の作りがとても確りしていて、全体的にカッチリとした固めの音です。

デザインから推測するに、ラジオスピーカーと言うより、
高級なホテルのロビーかラウンジの壁に掛かっていて壁と同化してあまり目立たない、
BGMや場内アナウンスを流すためのPA用スピーカーといった感じがします。

薄型なのは突起を嫌う場所に掛けることを前提にデザインされたのではないでしょうか。

今でもドイツのホテルに行くと同じスピーカーが現役で活躍しているような気がします(^^♪

2019年9月10日火曜日

ドイツ RADIO SPEAKER 旧西ドイツ時代 HECO 社 その1

ドイツのラジオスピーカーを少し集めています(^^♪

一番最初に入手したドイツの箱入りラジオスピーカー

HECO Majestic
大きさは高さ17センチ幅20センチ奥行き12センチ位でしょうか!
緑色の皮張りで珍しい形のエンブレムが気に入りました。
このスピーカーは紙で出来ています。
紙を固めて整形し表側から皮を張って強度を高めています。
3ミリほどの厚さのスピーカーボックスです。
ユニットは13センチ位で赤いカバーのマグネットが付いています(DEW)
小さいユニットなのですが、薄い箱を旨く鳴らしているので、
この小ささでも聴感上低域が出ているため、レンジが広く
バランスよく聴くことが出来ます。

絶妙な箱の共振を取っているらしくて、とても心地良い中低域を再生します。

スピーカーの口径以上の無理をして出そうとしていないので、
伸び伸びとした音を出すため長時間聴いていても全く疲れません(^^♪

高能率なので1W位の質の良いアンプで元気良く鳴ります。

小音量でも中域の張りが程よく、パンチのある音が出てきます。

この後なぜか古い時代の「HECO」社のスピーカーが気に入って、
「HECO」 社ばかり、全部で4個も集めてしまいました。

今時のハイファイとは全く逆行していますが、
本来音楽を聴く道具だと言うことを思い出させてくれます。

私的には十分にハイファイの部類に入りますが(笑)

美味しい音、何ともいえない心地よさ(^^♪

バイオリンやギターなどは熟練された職人の耳で作っているのに、
なぜ現代のスピーカーは測定器で作るのでしょうか??
本来スピーカーも熟練された人の耳で作るものだと思うのですが!!

こういうスピーカーたちを聴くと、素朴にそんなことを考えさせられます。

残念ながら我々日本人では創造出来ない、ドイツ文化のセンスの良さを感じさせてくれます。

どれも個性的で、気分によって色々選べるので楽しく遊べます(^^♪