2020年3月23日月曜日

ALTEC SYSTEM を鳴らす

久々に「ALTEC」のシステムを動かしました(^^♪

パワーアンプの「1570A」の入力段にある600Ωバランス入力
ラインインプットトランス(4665)周りのシールドが劣化していたため
そこから耳に気になるノイズが発生。

「1567A」ミキサーと「1570A」パワーアンプの間は(600Ωバランス)で接続しています。

入力段のシャーシー内アースの取り回しを変更
初段管(12AX7)と次段管(6SN7)周りの半田上げ直し等
なんとか聞けるレベルにノイズが押さえられたため試聴開始!

「1567A」ミキサー側のノイズがかなりの領域を占めるため
5年ほど前にフルオーバーホールをしましたが再度オーバーホールをかける必要あり
面倒くせ~~
ALTEC 1567A MIXER
プリアンプとして使用しています
ALTECの可搬型オリジナルケースに入っています。

主な用途は構内PAや有線放送だと思われますが

有名なヒッピーの祭典「ウッドストック・フェスティバル」のPAとしても使われていたのが
当時の写真に残っています。

レコーディングスタジオを持たないと言われていたモノーラル時代のジャズレーベル
「BLUE NOTE」のレコーディングミキサーとしても活躍していたそうです。

後世になってアメリカ「モータウンレーベル」のスタジオで使用されたのをきっかけに
この「1567A」が有名になってしまい、今では法外な値段で取引されています。

ALTEC 1570A POWER AMPLIFIER

真空管としては「165W」の大出力を出します!
オーディオ帯域を出せるアルテックのパワーアンプとしては最大クラスです。
ドライブするスピーカーはシアターシステム最大の「A1-X」システム用
これ一台で「515」ウーファー6発をドライブします。

このアンプは正真正銘
アメリカ・カーネギー財団の所有する「カーネギーホール」向けに設計されたアンプです。

1946年~1948年頃まで全製造台数は300台!

1948年以降は「1570B」タイプに取って代わります。

「1570B」タイプになると量産型に変更され、
シャーシーレイアウトを含め
パワー段「811A」のドライバー管「6W6」の(カソードトランス)以外のトランスは
すべて別の設計に変更されています。

特に出力トランスの設計変更が大きく、
良いか悪いかは別として違う出音になっております。

「1570A」はパワーの割には繊細な音を出します。

整流管も「1570A」の「5U4GB」からより規格の大きな「5R4GY」に変更され、
「1570B」はとてもパワフルな迫力のある音を出します。

「1570B」はやがて訪れる大出力パブリックアドレス時代の草分けと言えるかもしれません。

ORIGINAL ALTEC614D SPEAKER

自宅のオーディオルームは7畳半しかないため15インチの大型システムが組めません
寄せ集めのユニットを組み立てたのが
私のオリジナルシステムです

「614D」12インチ用エンクロージャーを中心に

低域(800Hz以下)を「419-8B」バイフレックスタイプフルレンジユニット

中高域(800Hz以上)を
「811B」セクトラルホーン
「802-8D」ホーンドライバー

ネットワークは「N801-8A」(800Hzクロスオーバーネットワーク)

以上の構成です。

もともとアルテックの音が好きで極力オリジナルに近い音を追求しているつもりで
ある程度は出せていると自負しております。

お化けのおまけ
当オーディオルームのマスコットお化けの「Casper」も久々の登場(笑)

将来
ALTEC 「A7-500」を組むべく
416-8A ウーファー
802-8D ドライバー をもう一組
511B セクトラルホーン
N501-8A ネットワーク
ユニットを揃えてスタンバイしています。

エンクロージャーは「828」タイプで米松のものを調達する予定です(^^♪

都内某所に保管中(笑)

この部屋には入らないので・・・どうしよう(爆)

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